北津留翼がダッシュで圧倒
直近4カ月の3連対率が68・9%の北津留翼を信頼する。ポカもあるが、バンクレコードに迫るような好タイムをコンスタントに叩き出すダッシュ、スピードは輪界トップレベル。後続を引き離すシーンが度々見られる。今節も狙い澄ましての一撃で包囲網を突破しよう。差し脚切れる同県の坂本健太郎、大坪功一、さらには北津留とは同期の小岩大介、マーク巧者の塚本大樹と今回の九州勢は層が厚い。北津留の走りは良く知っている選手ばかりなので誰が勝ち上がってもしっかり追走してラインで上位独占を果たす。
山本伸一と南修二の近畿勢も実力差はほとんど変わらない。山本は2月宇都宮で先行した志田龍の番手でまくってきた新村穣を捌くと決め脚を発揮し優勝を果たした。南に前を任されるようなら自在戦ではなくて自力で勝負。最低でも中団を取っての先まくりで勝負したいところ。昨年は3Vという以上にビッグレースで優参続きの南は、全日本選抜でも❻着。ここもゴール前での強襲劇は見ものだ。
石原颯に売り出し当時以上の輝きが出てきて、中四国勢も好勝負が見込める。今期は1着10回と白星量産中で、2月小松島1➊着で優勝した石原の機動力はこのメンバーに入っても期待を抱かせるもの。久米康平、柏野智典が石原に続くが、久米は本来が自力選手なので、状況に応じてタテ脚勝負に転じる可能性もある。他の勢力にとっては脅威だろう。