激戦も覚醒した塩崎隼で
各地区に上位級の機動型がそろった今シリーズ。主役には121期在所ナンバーワン塩崎隼秀を推したい。塩崎は今年4場所走った時点で3V、準V1回で決勝で連を外していない。素質が本格的に開花し、スピードのノリは抜群。先行してもまくっても好成績を残していて信頼度が大幅に増した。同期で友人の中野慎がS級で先に活躍しているので、現状に満足せず、更にV回数を伸ばしていく。番手はS級実績豊富な室井竜二で、さすがの勝負強さを見せている。塩崎の仕掛けが早まれば逆転も。
松坂侑亮と出澤拓也の神奈川コンビを重視してもいい。松坂は2月小田原❶着、続く名古屋MNでは完全Vを手にしていて、逃げて着をまとめているレース内容もいい。出澤とは小田原で連係していて、初日はワンツーも決まっているし、相性の良いコンビで塩崎に対して格上の意地を見せるかも。
松本秀之慎と寺崎祐樹の熊本コンビも実力差はほとんどない。松本は12月川崎、久留米で完全Vを飾っていて、レースの組み立てがハマれば一発も十分。
1月に特昇した地元ルーキーの堀川敬太郎も見逃せない。1月に特班してまだⅤはないものの、初戦の2月当所MN1❷着で披露した抜群の先行力はインパクトを残した。九州連係で熊本勢の前で戦うこととなっても、別でやってもV争いのカギを握る存在となりそう。
山崎輝夫と近藤寛央の関東勢や岡部芳幸はスジの目標が手薄で位置取りが大事になってきそう。