混戦も関東勢がリード
各地区実力が横一線の混戦シリーズだが、安倍大成、金子哲大、浦川尊明の関東勢がやや優勢か。肝心の安倍が1月平塚で落車して欠場中だが、完調で戻ってくれば前期2Vの安倍はラインのけん引役として頼もしい存在だ。また、仮に安倍を欠くことになったとしても金子は自力でVを狙える。降級の前期は9月伊東MNを制し、終盤には3連続準Vもあった。狙い澄ましたカマシ、まくりで決着を付けるか。
吉川起也と谷田泰平の中部勢も強力だ。吉川は昨年までのS級でもここぞというときにためらわず動けていて、結果以上の評価はできる。A級戦ではバック回数も増え、さすがに決勝進出も外さない。徹底先行で売り出す近谷涼が決勝に乗ってくれば展開の利も得られて大きくVに近付くが、不在でも積極的に攻めて、マークの谷田とライン決着を目指す。
梅崎隆介も有力なV候補だ。2月小倉MNで堀川敬と九州別線で戦って出切れず準決敗退に終わったが、この一戦だけで評価は下げられない。ハマったときはS級上位クラスのタイムを叩き出す爆発力があり、圧勝のケースまでありそう。古川貴之も食い下がって地元西九州コンビで連独占も。
篠原龍馬と大瀬戸潤一郎の中四国勢も見逃せない。最近は番手戦も多くなった篠原だが
、スジの機動型が見当たらない場合、まだ自力で勝負する意欲を示す。復活の大瀬戸も篠原次第では連浮上があっていい。
得点最上位の五十嵐力は南関の目標が手薄なので、どう立ち回って乗り切るか。