戦歴から笠松将
7R制モーニング。S級での実績も買って笠松将太の機動力を狙いたい。関東の先導役を務める笠松は3年半ぶりのA級戦となるが、S級戦でも先行力を生かし結果を出してきた。A級なら更に自力攻撃でヒットでヒットを飛ばす場面も。好目標がいれば決勝を外さない大矢も笠松の仕掛けが早まれば、勝負所を逃さず差し切ってアタマ取りがあるだろう。
佐々木和紀と川崎健次の南関勢も強敵だ。佐々木は11月松戸MNの決勝では残り1周から一気のスパートを決めて完全Vを果たした。基本好位置キープのまくり主体ながら、流れによっては柔軟に攻め方を変えてくる。1月岐阜で落車しているが、影響が軽微なら十分V争いの一角となれるだろう。サポート役はヨコの捌きに強い川崎だし、佐々木の調子次第ではここを本線に推したいところだ。
売り出し中の河崎正晴と中園和剛の九州勢も互角に渡り合える。行きっぷりが良く、粘り強い河崎の先行力は連の信頼度が高い。ただ、こちらも12月奈良は完全Vを飾ったが、1月久留米で落車して途中欠場している。万全な状態での復帰ならV奪取の可能性も見込めるが果たして。
桶谷明誉と岩本純の中国勢と今野有樹、坂田章の四国勢が組めば強力ラインができ上がる。番手のレースが多くなった今野だが、自ら動いて立ち回るレースも健在。長いラインを率いることとなれば積極的に仕掛けていくことも考えられそう。波乱を演出できるか。