勢いに乗る片折亮が開幕戦を勝つ
24年の函館競輪開幕戦は関東地区に好メンバーが集中。本命にも片折亮太を推したい。片折は1月大垣、2月西武園、3月小田原と3Vを飾っており、S級でも通用していた実力を存分に示している。番手戦もそつなくこなせるが、何よりも長い距離を踏んでの駆け方が上手いし、まくりのキレも文句なし。売り出し中の新鋭・松崎広太や積極先行の競走スタイルを崩さない宮下一歩と同乗して番手を回るシーンもありそうだが、基本は本来の自力戦で決着を付ける。片折マークの大澤雄大も3月取手❶着で優勝をしており、差し脚のキレは十分なので好目標を得た今回もチャンスだ。
岡田亮太と内田玄希の東京コンビは埼玉勢と別で勝負だろう。岡田は決勝を外す場所もあって安定感に欠けるが、2月立川で優勝するなど調子は確実に上向いている。ダッシュを生かして出し切る競走ができればチャンスは十分。
積極策で健闘するルーキーの斉藤樂、競輪に専念するようになって力を付け、来期にはS級に上がる原大智と機動型がそろう宮城勢もV争いに加わる。マーク巧者でしぶとい三浦雄大も目標がそろうここは力が入る。