実績で平原康を指名
G戦線で名が挙がるメンバーが数多くそろって狙いは絞りにくいが、やはり実績ナンバー1の平原康多を主役に推したい。10年間S班を守り続けGPには13回出場したレジェンド。3月玉野記念で500勝を達成し、久しぶりに良い知らせが聞けた。昨年の立て続けの怪我から着実に戻してきているのは確かで、タテヨコ高い総合力を発揮して、一踏ん張りを見せる。関東連係で、坂井洋、長島大介の地元コンビを追走からチャンスをモノにしたい。坂井は1月小倉で優勝を飾り、その後も2月全日本選抜着など好走が続いている。自力でVを狙える長島に前を任されれば自ずと気合が入るし、好位を確保して勝つレースではなくてラインのことを考えた積極策となりそう。そうなれば番手の長島を本命視する方が自然かも。長島も平原と同様に与えられた持ち場できっちり役割を果たせる選手だ。
島川将貴と佐々木豪の四国コンビが関東勢を襲う。島川はF1戦に非常に強く、昨年は9回、今期は2月川崎と玉野で優勝をし躍進している。今はやや調子落ち気味だが、馬力を生かして最終的に主導権を奪い、流れを呼び込む可能性はやはり高い。佐々木は3月松山記念1着。目標と共倒れに終わった2日目は痛恨だったが、抜群に仕上がっていて、その2日目以外はラインの先頭で戦って1着を奪った。同期の2人の前後は流動的ながら、佐々木も前でやる準備は万端。冴える快速カマシ、まくりで別線をあっさり退ける一幕もありそうだ。
和田真久留も全日本選抜着、3月松山記念2❻着などG戦線で結果を出していてデキは申し分ない。番手のレースも増えてきたが、タテ攻撃の威力も満点で、好位置を占めての一撃で台頭は十分。
福岡の不動會ラインからも目が離せない。兄弟子の園田匠、小川勇介を連れて岩谷拓磨がぶっ飛ばすシーンが見られるか。