新鋭・浮島知を推す
新鋭・浮島知稀を本命に推す。浮島は昨年9月に特昇すると12月平、2月小松島、同月別府で優勝し順当に成績を伸ばしている。松山ルーキーチャンピオンでは上越ラインの先導役に徹し果敢に逃げて篠田幸がVを勝ち取り番手に貢献した。ここも先行でもまくりでも別線を沈黙させて優勝して勢いを加速していく。タッグを組むのは高塩讓次だ。来期初のS級が決まり気合も入る。高塩ならサポートもしっかりとしているので、浮島を好操縦して、その機動力を生かせそうだ。磯川勝裕も先行主体の積極策が持ち味で、4月弥彦MN❸着の決勝も片桐善と別で戦っていた。調子は上がってきているので援軍手薄でも一発十分。
門田凌、野村典嗣、室井竜二の四国勢も侮れない。門田は今期降級したが、2月地元松山では❶着で逃げ切って優勝している。その後も相手や流れに応じて柔軟に立ち回って安定感は申し分ない。後続の野村と室井も差し脚は堅実で、門田が後手を踏まなければ上位進出が望める。
松本秀之慎と樫山恭柄の九州勢も警戒は必要だ。松本は3月小倉MNを完全V。続く4月玉野も1❷着と波に乗ってきた。今回も好機に飛び出せば主役の座に躍り出よう。
一方、本来なら強力本線と目される松坂侑亮と春日勇人の南関勢だが、松坂が3月小倉MNで落車して欠場中だ。復帰なれば初日の動き次第で狙っていきたいが、ここは評価を割り引いた方が賢明か。