好目標がある平原康
3月四日市の準決はまくり不発の6着。纐纈洸に逃げ切りを許すなど、自力戦では不安もある平原康多だが、好展開が巡ってきた時はきっちりものにしている。3月玉野記念は初日特選で眞杉匠の逃げを差して勝ち星をゲットすると、二次予選は森田優弥の逃げを交わして連勝している。森田と再びタッグを組めるここは、優勝に一番近い存在とみた。その森田はウィナーズカップでは準決で失格を喫したが、予選2走の動きは悪くなかった。平原に前を任されれば強気に攻める。埼玉コンビには高橋築が続き埼京ラインを形成か。
吉田拓矢、佐藤礼文、神山拓弥の茨栃勢も互角の戦い。吉田は柔軟性を兼ね備えた自力攻撃が冴えていて、大崩れが少ない。今年の3連対率は7割を上回っている。好位置占めて自力を出せれば単十分。
カマシ、まくりには素晴らしい破壊力がある根田空史、福永大智の一発にも警戒したい。仕掛けがツボにはまれば、首位に躍り出ても不思議ではない。