好調中村一がリード
競走得点94点台とずば抜けた点数を誇る中村一将の存在が際立つ。降級後の今期は3Vの実績を誇り、コンスタントに優出。その決勝でも確定板入りが多さが目立っている。近畿勢の援軍は若干手薄気味ではあるものの、得意の豪快なまくり中心の機動力はメンバー屈指。展開不問でシリーズの主役に躍り出よう。
ラインの総合力ならば中部勢に分がありそうだ。一時リズムを崩していた溝口葵だが近況は持ち味の積極的な競走を取り戻してきており、3月福井着では優勝を飾っている。同県の伊藤世哉、4月立川では初日特選で鋭い決め脚を見せていた山田祥明がしっかりと後位を固めれば強固なラインとなるだけに侮れない。
長らくS級の舞台で戦ってきた田村真広は白星は少ないものの、準V1回、決勝3着2回と決勝でもしっかりと確定板入りを挙げている。先行基本の競走で売り出し中の若手長谷川飛向との連係が望めれば関東ワンツーも可能だろう。
ムラ脚であるが爆発力のある高橋幸司と自在戦で今期2度の優勝がある伊藤奎の北コンビや、矢口大樹、巴直也の南関コンビもモツれるようならば一発は十分。