出走ならば佐々木悠
上位陣に落車の不安を抱えている選手が多く不穏なムードも漂うが、出走ならば佐々木悠葵がやや一歩リードしている。佐々木悠は2月小田原、3月小倉で完全Vを果たすなど展開によってうまく自在性を使いレースを支配している。ただ、ウィナーズカップの最終日に落車しており、完調での出場ならばの条件になろう。いざとなれば自力はまだ健在だが、番手を回ることが多くなった吉澤純平も佐々木悠とタッグを組み勝機が巡れば逃さない。
層の厚さなら高橋晋也、永澤剛、和田圭の北勢だ。2月頭から家事都合で40日あまり欠場とリズムを崩しかけた高橋だったが、しっかり立て直してきた。高いトップスピードを生かした先行主体の走りで、永澤、和田らと決めるか。
渡邉雄太と競走得点最上位の松谷秀幸らの南関勢を狙う手も。渡邉は一時期の勢いはないし、ウィナーズカップで佐々木悠と同じレースで落車しているので、やはり条件付きとなりそう。ただ、松谷は全日本選抜で決勝に乗る活躍を見せているように差し脚上位の存在なので、どうあれ有力なV候補から外せない。
3月川崎❶着で優勝とガッツあるレースを披露した谷口遼平の動向からも目が離せない。一方、佐々木豪もまたウィナーズカップで落車しているのが気掛かりだが、問題なければ磨きのかかった快速まくりで敵を襲おう。