勢いある篠田幸が中心
前場所でS級特進の可能性もあるが、出場ならば123期の新鋭篠田幸希がシリーズの主役となる。ルーキーチャンピオンレースを制した篠田は昨年9月に特班を果たし、予選では負けなし。また11月松戸以降は連続優出が続いており、決勝でも2度の優勝を含め、確定板を外していない。バランスの取れた脚質だが、今はハイスピードで繰り出すまくりはA級では屈指のものを持っている。笠松将太は2月岸和田決勝でのゴール後落車以降欠場が続いているが、前期のS級戦では99点台の競走得点を保持。降級後も3場所連続優出で準V2回と好成績を残していただけに状態が万全ならば篠田との好勝負に持ち込みそうだ。
先行力ある安藤直希の勢いも引けを取らない。今期はすでに3度の優勝を果たしており、着外も1度のみと安定感抜群の成績を残している。近畿の援軍は手薄気味であるものの、逆転は可能だろう。
降級組の曽我圭佑は1月名古屋、3月玉野で優勝、準Vも2回と好調ムード。強敵が顔をそろえているが、高木和仁との九州タッグで一発を狙う。
目標不在の山田幸司、出澤拓也の神奈川コンビは、北の三浦翔大を目標からチャンスを探るか。
近況は連続優出を果たし、白星を量産している内藤久文の逃走劇も目を離せなさそうで、中部連係から笹倉慎也の抜け出しも。