齋藤雄がV最有力
齋藤雄行が機動力でリードしていてVの最有力候補だ。齋藤は2月松阪MN❶着。決勝は別線の包囲網を全く問題にしないカマシ先行で圧勝。3日間バックを取り、持ち味の攻めのレースが光った。3月西武園MNでも単騎まくりでそろった同型を一蹴して優勝していて、直近4カ月は27戦14勝と勢いは止まらない。同県の能代谷元も2月小田原1❸着で好成績を残している。優勝は逃したが決勝では強敵の片折亮を相手に中団先まくりで抵抗と積極的な動きを見せた。今の両者のデキなら神奈川ワンツー決着は有望だろう。南関連係で鈴木良太と稲葉一真の静岡コンビも続けばより盤石な態勢となる。
長屋秀明、伊藤健詞に、四宮哲郎も加勢して中近結束なら好勝負となろう。長屋は1月四日市❶着、3月岐阜❶着。四日市決勝は地元の伊藤世を連れての後方まくりで3着以下を5車身も離し、岐阜は番手回りのチャンスを逃さなかった。うまくレースの流れに乗って仕掛けられると一発が怖い。援軍も伊藤、四宮とS級での経験が豊富な超ベテランがついているので、好スパートでライン上位独占を狙いたい。
土田武志、山信田学の関東勢も軽視は禁物だ。11月平でゴール後落車し3カ月休んでいた土田だが、復帰2戦目の2月大垣MNで2❶着。決勝は長谷川飛の番手から差し脚を伸ばして優勝を決めた。弾みになりそうで、ここは本来の重量感ある自力攻撃で襲い掛かる。
12月のレインボーで優勝して特昇したルーキー斉藤樂は打鐘先行当たり前の行きっぷりの良さは今シリーズピカイチ。上がってまだ優勝はないし、北の援軍も手薄だが、台風の目となれるか。