小松原正率いる近畿勢から
7R制ミッドナイトは小松原正登率いる近畿勢がレースを支配する。小松原は2月向日町❶着で優勝を果たしており、前期はS級で善戦してきた戦歴がダテではないところを示した。近畿は他に徹底先行の丹波孝佑もいて流動的な部分はあるが、上位に目標が手薄な谷田泰平と加藤寛治の中部勢が援軍として味方についてくれたら、ラインもしっかりする。その場合は差し脚しっかりしている谷田、加藤も有力なV候補となる。
23年8月に特昇して売り出し中の長松空吾や甲斐俊祐の大分の機動型を、古川貴之、野口大誠が掩護する九州勢の動向もVの行方を大きく左右する。長松は2月小倉MNで1・2班戦初のVを完全優勝で飾った。この時の脚なら九州勢に流れを呼び込める。気心知れた大分コンビは同乗して並ぶなら甲斐が番手と見るのが自然。2月玉野で直線鋭く抜け出してVを勝ち取った古川や自力自在に立ち回れる野口も援護役には決して止まらない。
最近は同地区に若手の目標がいて番手の仕事も多くなった篠原龍馬だが、まだまだ自力の脚も残している。ここは前でレースを巧く運びチャンスを窺う。差し脚好調な同県の林明宏は篠原の仕掛け次第で上位進出も考えられる。今野大輔も村上竜馬が乗ってくれば目標にしてレースを進めるが、不在なら自力も視野に入れたレースになる。