伸びがいい松谷秀に期待
上位は脚力拮抗の混戦だが、差し脚が抜群に冴える松谷秀幸がV争いの軸と見る。松谷は準決で北井佑を好アシストして決勝に進出した全日本選抜だけに止まらず、その後も苦しい位置から鋭く伸びてくる場面が目に付く。間違いなく仕上がっていて、ここも大石剣士、野口裕史とそろった南関の機動型をリードして、最後は鋭脚を伸ばしてくる。
雨谷一樹にもここは絶好のVチャンスだ。目標は同県の橋本瑠偉。橋本瑠は積極的に先手を奪って勝負するレースが増えてきて成績以上に動けている印象だ。ここも橋本瑠が先制する展開なら、“番手の仕事は任せておけ”の雨谷が好ガードから、自慢のタテ脚発揮でVを奪う。また、関東には売り出し中の機動型の中島詩音も控える。
地元の岩津裕介に、池田良、橋本強の中四国のマーカー陣もそろって調子を上げていて動向が注目される。西の連係で松本秀之介に付けられるようだと南関勢や栃木勢と互角以上に渡り合えるが果たして。
佐藤友和、阿部力也の北勢も見逃せない。佐藤は1月宇都宮で❼着のヒット。初日特選は阿部のカマシに乗って抜け出し、準決は豪快にまくっている。