戦歴上位の内山貴
脚力伯仲の混戦だが、内山雅貴を本命に推したい。内山は20年3月にS級に特昇して以来、G戦でも活躍をしてし、降級直前にはS級初Vもゲットしていた。降級の今期も多彩な戦法を駆使して、1月宇都宮、名古屋、2月川崎MN、3月西武園MNで4V。川崎と西武園でワンツーを決めている副島和人と再びタッグを組み、スキのない自力自在戦でVをつかむ。
対するは和泉尚吾と久樹克門の四国勢だ。今期からA級1班に昇級した和泉は1月玉野MN、同月松阪MNで決勝進出に進めていて果敢に積極策が上位でも通用するようになってきた。自分でやっても内山と遜色ない久樹を中心視してもいいだろう。1月別府、3月別府、同月松山で既に3Vを果たしていて、来期は初のS級も決まっている久樹だけに、和泉の番手ならさらにVへと近付く。
123期の小柳智徳に、野口大誠、名川豊の九州勢も侮れない。12月のレインボーで特昇してきた小柳はまだ粗削りだが、先行力には非凡なものがある。ここも走りに迷いはなさそうで、タテ脚兼備の野口が波乱を呼ぶことも。