機動力で内山慧がリード
競走得点トップで唯一77点台を誇る内山慧大がシリーズの主役となる。前期には3度特班を挑戦を逃した内山だが、6Vを果たし、レインボーカップにも出場と実績面でも最上位。今期に入ってからは優勝1回とモノ足りないさがあるが、勝ち上がり戦では白星の多さも目立つし、変わらず優出を逃していない点では評価ができる。同期も多くそろった今シリーズだが、力でねじ伏せる。
積極性で優る田中会心も引けを取らない。3月小倉2着で今期初優勝。特に今期は以前にも増して積極的な競走が目立っており、決まり手の9割は先行しての結果で内容も申し分ない。ここでも持ち味の逃走劇披露といきたい。
四国勢の軸は岡崎陸登、山中崇弘の両者。新鋭の岡崎はまだ初優勝を手にできていないが、今期に入ってからは決勝を外しておらず、安定感の高さは評価できる。すっかり追い込みに転向した山中も新鋭をしっかりとサポートしての入着が多く、岡崎と結束力を高めてV奪取を狙う。
ムラ脚であるものの、鈴木康平の持ち味であるロングスパートは破壊力満点で、競走得点以上に要注意だろう。