中部ライン率いる長屋秀が中心
長屋秀明と高橋成英の大砲をそろえる中部勢が優位にレースを進めよう。長屋は1月四日市❶着、3月岐阜❶着で今期は既に2Vをマーク。自力攻撃に増々威力を増していて、カカってしまえば後続をぶっちぎるシーンも。高橋は41歳にして来期初のS級が決まり、どんな相手でも常に積極策でコツコツと力をつけてきたのが成果に繋がった。ここは若手の長屋の機動力に任せて差し切り優勝を狙う。伊藤勝太も好目標がそろったシリーズでチャンスが巡ればしっかりモノにしたい。
特班してきた新鋭の保田浩輔が勝ち上がってくれば話は別だが、不在なら機動型の蒋野翔太に、守谷陽介、今岡徹二の岡山コンビが付いて中四国ラインを形成しそうだ。蒋野は1月高松❶着、3月平塚❶着と2Vしており、苦戦した前期S級から一転、A級では存在感を示している。蒋野の仕掛け次第では、今岡のまくり兼備な差し脚守谷とが鋭く伸びてくるだろう。
冨尾享平、上吹越直樹、古川貴之の九州勢も一発に集中する。目標にできそうな活きのいい機動型が上位に手薄なので脚を溜めての直線勝負に持ち込むか、沖縄に移籍したばかりの冨尾が名刺代わりに先導役を買って出るかも。