脚力伯仲で大混戦
若手機動型が顔をそろえた7R制モーニング。123期勢も5名が参戦するが、優勝候補筆頭として小榑佑弥を推したい。デビュー当初は低迷して来期が初の2班と出世が遅れたが、着実に力を付けてチャレンジでは常にVを争う存在となった。今期も1月豊橋、大宮で優勝と好スタート。いずれのVも123期の選手の番手を回って手にしたものだが、傑出者不在のここは自力自在に立ち回って勝機を見出す。鈴木龍之介が小榑の動きに続く。
九州勢は枝村弘樹と徳永泰粋の123期コンビから目が離せない。枝村は確定板をほとんど外しておらず、カカった時の粘り強さから逃げ切りの期待もできそう。絶妙なタイミングで仕掛ける徳永の一発も魅力がある。
レジェンドレーサーの芳幸を父に持つ岡部伶音と競走得点最上位のベテラン坂口卓士の福島コンビも好勝負が見込める。岡部は8月豊橋で先頭員早期追い抜きにより4カ月休み、12月平から復帰を果たした。復帰してからはVこそないが、積極的に主導権を奪って出る競走は好感が持てる。その岡部が先制する可能性も高いだけに、坂口を本命に推す手もありそう。坂口はチャレンジ落ちに奮起して、自分でやってもVを狙えるくらい差し脚の切れが上がっている。すでに今期3Vをゲットしているが、集中力を高めてさらにV回数を伸ばすかも。
龍野琳太郎と岡田浩太の岡山コンビに吉田彰久の中四国勢も連の対象からは外せない。徹底先行の龍野はツボにハマった時の自力攻撃は威力満点。9月豊橋で優勝した後はVに手が届いていないのが現状も、臆せず先手を奪って勝負してチャンスをメイクする。