機動力優る塩崎隼を指名

塩崎隼秀
7R制ミッドナイト。今期に入り本来の力が開花してきた塩崎隼秀が優勝候補筆頭格となる。121期在校1位だった塩崎は実力がなかなか結果として残せなかった面があり、同期の出世争いにはやや遅れを取ったが、ここにきて別線を黙らせるような力走を披露している。今シリーズも加速抜群の自力攻撃を決めて優勝して勢いを加速させていこう。援軍も室井竜二、藤原浩とマーク巧者のベテラン勢がついているので、ラインでの決着も十分にある。室井は3月立川決勝では中団から的確なコース取りで一気の強襲劇を決めて降級4場所目にして初V。まだまだ若手には負けられない気迫を見せている。
対抗は重量感ある仕掛けが抜群の中村一将だ。中村は1月大垣、松阪MN、3月向日町で既に3Vを果たしており、展開を見極めて勝負に挑む。伊藤勝太、後藤彰仁の中部勢を引き連れ勝負所を逃がさずに仕掛けられれば本線の四国勢を粉砕する可能性も。近畿は他に石塚慶一郎もいて、同乗して前を任せる可能性もありそうなので、その点にも注目。
昨年のS級では動くレースも減って苦戦していた宮本隼輔だが、さすがに尻に火が付いたか。A級戦は決勝にも毎回コマを進めていて、2月高松➊着で好成績を残した。自力が復活した宮本なら、目標のいない九州勢の小酒大勇、中村健志が付けてタッグを組むかも。そうなれば強力なラインとなりV争いに加わってくるだろう。