浅井康に期待も大接戦
上位は記念の決勝クラスのメンバーがズラリとそろっていて狙いを絞りにくいが、まずは競走得点最上位の浅井康太に期待してみたい。浅井は2月高松記念❶着から、3月地元四日市完全V、同月高知❶着と3連覇を達成。最近は別地区の機動型にも付けるなど新境地を探っているが、レース巧者で自力の脚も健在な浅井だけに連の軸としての信頼度は高い。ここは3月伊東G3で決勝に乗るなど乗れている川口聖二を番手で援護しながら抜け出しを図る。
北津留翼と山田英明の九州勢を上位と見ても良さそう。抜群のトップスピードを誇る北津留は一度掛かってしまえば誰も止められない。仕掛けのタイミング次第ではそろった強敵をまとめてねじ伏せて可能性も十分。そして最近の充実ぶりでは誰にも負けていないのが山田だ。全日本選抜❽着で20年10月の寬仁親王牌以来のG1決勝進出を果たして完全復活をアピール。その後も引き続き調子は良好で3月玉野では❶着で優勝している。決勝は藤井侑と島川将が先行争いで脚を使ったところを2コーナーまくりで仕留めた。
犬伏湧也と小倉竜二の徳島コンビに橋本強の四国勢も簡単には引き下がれない。犬伏は波に乗り切れない近況で、ウィナーズカップでは落車もしている。とはいえ、1月久留米で完全Vなど底力はあるし、連係実績は多い小倉を連れて積極的に飛び出せば流れを呼び込めるかも。