底力を重視して依田翔
機動力を買って依田翔大を中心視した。今年は病欠もあって、4月末までに5場所しか走っておらず、予選で飛ぶ場所も散見するように順調さを欠いているのは気になるが、昨年の後期は3Vを達成している。12月別府の決勝では、特別昇班を達成している保田浩、競走得点79点台の櫻木雄らの強豪を撃破して優勝するなど、底力はかなりのもの。復帰戦となった復帰戦の4月大宮はいきなり完全Vと豪脚を見せたし、自力攻撃で優勝を手にするとみた。関東の追い込み型が不在なら、依田にはベテラン望月紀男が続くか。成績を高いレベルでまとめていて、依田が主導権を握る展開になれば連対十分。
今期は3連勝を2回達成している在本直樹の単にも魅力を感じる。最近は番手戦が増えたので、自力を出すケースは減ったものの、今年は3月末までに13勝をあげていて勝率は5割超。伸びは申し分ない。
機動型が豊富な九州勢も好勝負が見込める。まだ優勝経験がない徳永泰粋ながら、2月小倉MN、同月和歌山は連勝で優参、3月佐世保MN3❸着など近況は悪くない。好スパートを決めての初Vゲットもありそうだ。3月伊東MN2❶着では、今期初Vを飾った白濱一平も侮れない。予選、準決は先行、決勝は目標にした田中会の逃げを差していて、自在戦が冴えていた。