スピード豊かな室井蓮
実力互角も戦歴は今期5Vの室井蓮太朗がリードしている。豊かなスピードを活かしたまくりには破壊力があり、今年の勝率は約56%だ。好スパートして別線を圧倒しよう。大ベテランの小川圭二が室井をマークする。3月別府の決勝では、久樹克のまくりに食い下がり、徳島ワンツー。ここも徳島コンビでの連独占は有力だ。中四国勢では、2月前橋で特別昇班を達成した西田優大にも魅力を感じる。1、2班戦は4場所走って決勝3着が3回。連には絡めなかったものの、3走すべて逃げて粘っていて、先行力はかなりのレベル。徳島勢の前で積極策も考えられる。
小原唯志、浦川尊明の地元コンビが中四国勢の前に立ちはだかる。最近は大きな数字も目に付く小原だが、4月小田原でV、5月富山の準決はまくって圧勝するなど、随所で存在感を示している。長らくS級を張っていた経験値を活かすか。浦川は4月大垣MNで❷着と好走すると、5月函館MNでも準決で勝ち星をゲット。差し脚は切れている。
直近4カ月の競走得点最上位は桑名僚也。3月宇都宮❶着、4月福井➍着、同月弥彦❷着、5月玉野❷着と近況は申し分ないが、最近はほとんど自力は出していない。地元勢と連係か、自分でやるかはメンバー構成次第か。