格上の片折亮を信頼
片折亮太がA級戦では格上の存在だ。長い距離を踏んでも駆け方が巧みな上に、まくりや番手戦もソツなくこなしている。今期は10場所で既に6V。4月函館MNを完全優勝して目下3連覇中だ。自在戦が板に付いて成績が安定した水森湧太を目標にする可能性が高そうだが、いずれにしても最後はきっちりアタマ取り。同県の台和紀が片折に続く。一方、矢野昌彦と高塩讓次の栃木コンビは埼京勢とは別線で勝負だろう。矢野は2月川崎、4月久留米と今期2V。長欠した影響でA級2班まで下がったが、本来はS級で通用する機動型で92点台の競走得点は順当な結果。矢野も長い距離を踏んでの勝負はお手の物で、来期40歳にして初のS級に挑む高塩と連独占は十分だ。
関東勢は別れて勝負しそうで齋藤雄行、副島和人、田口裕一の南関勢にもチャンスがありそう。齋藤は2月松阪MN❶着、3月西武園MN❶着と片折や矢野と対峙しても決して見劣りしない。副島と田口のしっかりした援護が期待できるここも積極的に先手を奪って勝負していこう。
猪狩祐樹と佐藤雅彦の北勢も好勝負が見込まれる。猪狩は重量感あるパワフルまくりで1着が多く、2月地元平では完全優勝を飾っている。前団が主導権争いでもつれれば猪狩の一発が飛んでくる。