卒記チャンプの森田一が登場
前評判が高い125期・126期生によるルーキーシリーズ2024。第2戦目となる今シリーズの主役は森田一郎だ。高校・大学と続けてきた自転車競技では22年国体ケイリン優勝。養成所入所後も2度ゴールデンキャップを獲得し、在所順位2位。卒業記念レースはインまくりで優勝と脚力だけでなく、持ち前のレースセンスの高さは新人離れしている。ルーキーシリーズでもその実力を発揮できれば、優勝候補の最有力と言える。
在所3位の栗山和樹は、記録会で2度のA評価を獲得し、競走訓練でも安定して3着以内に入着、着外の少なさが目立った。卒業記念レース決勝でも内を突いた森田に差を付けられたものの、在所トップの遠藤拓巳を直線で交わして準V。総合力の高さでV奪取を狙う。
地元の塩島嵩一朗も負けてはいない。高校・大学と続けた自転車競技ではケイリン、チームスプリントを始め、中長距離種目でも優勝実績があるオールラウンダー。養成所でも第3回記録でゴールデンキャップを獲得し、在所5位で卒業記念レースでも勝ち上がりはオール3着で優出を果たしている。
在所9位の渡邉壘や、森田同様にナショナルBチームに所属する阿部英斗も高い素質の持ち主で一発は十分にありそうだ。
126期は在所ナンバーワンで卒記チャンプの仲澤春香と、在所2位の中島瞳の直接対決。卒記準Vの伊藤優里や、在所4位の平子結菜。適性出身でゴールデンキャッパーの大浦彩瑛が在所ワンツー両者に割って入れるかが注目だ。