勢いある篠田幸がリード
競走得点で唯一94点台とリードする篠田幸希がシリーズの主役だ。昨年9月に特別昇班を果たし、3月にはルーキーチャンピオンを制し同期の頂点に輝いた逸材で、1・2班戦でもこれまでに3度の優勝実績を誇る。3月岐阜では決勝4着で特進を逃し、4月大垣MNでも準決勝敗退で連続優出は途絶えたものの、その機動力は断然だ。土田武志や、内田玄希と援軍もしっかりとしているので、V争いの中心となってくるに違いない。
対する近畿勢は徐々に力を付けてきた徳田匠が先陣役。徳田は今期初戦の1月大垣で完全V。3月松阪でも優勝を手にしており今期は2V、準V1回。ここでも地脚を生かした先行基本の走りで上位進出を目指す。徳田の仕掛けに乗れば、徳田と同郷の四宮哲郎や、地元の中野智公にもチャンスが巡ってくる。
春日勇人、櫻井丈の南関勢は自力型が手薄ではあるものの、相笠翔太や3月に特班してきたばかりの佐々木祐太と機動型豊富な北勢との連係が望めれば浮上の目も出てくるか。