総合力で優る荒川達
シリーズの主役となるのは123期の在所ナンバーワン荒川達郎だろう。本格デビュー後はこれまで6度の優勝実績を有するも、すでに特班を果たして上位で活躍する同期も多くいるなか出遅れた感はある。特に10月の誘導妨害によるペナルティ、特班が掛かった2月川崎でのイエローライン踏み切りなど失格が相次いでいるが、それを除けば今期は予選、準決では白星を並べており、決勝でも3Vと準V3回。その機動力はチャレンジ戦では屈指のものと言える。今節は強力な同期がそろっているが、力でねじ伏せよう。
今期4Vを挙げている山田駿斗も負けてはいない。適性出身で前期は2度の優勝を決めるも成績にはムラがあったが、今期は出走したすべての開催で決勝進出を果たしている。また決勝でも確定板を外したのは2度のみで、安定感抜群の走りを披露している。力を付けてきた今ならば荒川相手でも互角の争いに持ち込るだろう。
九州勢は新鋭の峯口司に降班組の井上将志のタッグで挑む。峯口は前期はレインボーカップに出場した実力者で、得意のまくり中心に好成績を残している。井上もまくり兼備のタテ脚で今期は1V、準Vが3回と新鋭相手でも奮闘をみせており、ここでも出番は十分。
中四国勢の軸は中岡海。近況は比較的安定して優出することが増えてきており、中四国勢の先導役として果敢に逃走劇をみせてくるか。