坂田康、中川聖を擁する九州勢
機動型がどの地区も豊富で混戦気配だ。九州勢がまとまれば総合力ではトップ。121期の中川聖大と坂田康季がVを争う。地元ホームの中川は2月小倉MN、同月大垣MN、5月武雄3V。先行とまくりを使い分ける柔軟な走りが売り。坂田も3月小倉、同月松阪、4月伊東の3V。今期は決勝を1回しか外しておらず、先行勝負にこだわり力を付けてきた。お互い自力だが、結束なら坂田に中川が付く形が自然か。勢いがある2人だけに、最終的に両者の一騎打ちになるとみた。4月に沖縄に移籍してきてまだ結果を出せていない冨尾享平も目標がそろうここはアピールするチャンスだ。
昼田達哉と山崎泰己の岡山コンビが九州勢優位の流れに待ったをかける。昼田は中川、坂田との同期対決にいつもより闘志を燃やしそうだ。今年に入って優勝はないが、4月宇都宮、5月高知はともに1❷着で、決勝は強力な別撰を完封する逃走劇を披露している。山崎のサポートを受け、持ち前の思い切りの良さを発揮なら逆転は十分。
自力自在な攻めのレースで今期は2Ⅴ、準V2回をはじめ安定した成績を残す疋田力也にも魅力を感じる。121期勢が踏み合う展開か中団確保からのレースならここも一発ありそう。中部同士の谷田泰平が疋田に続く。
近畿の援軍は手薄だが、先行力光る丹波孝佑も見逃せない。