地元連覇を目指す阿部将
完全優勝した4月開催に続き登場となる地元の阿部将大がVは譲らない。阿部は4月当所だけでなく、2月前橋、4月高知記念でも優勝していてまさに乗りに乗っている。高知記念の決勝では判断良く前受けした犬伏湧-清水裕の中四国勢の後位3番手を初手からキープ。突っ張り先行の犬伏を直線で交わして出た清水裕を、ゴール前で逆転してみせた。動きも軽快だし、レースも見えている印象だが、九州勢には立部楓真がいて徹底先行で奮闘中。阿部が立部のガード役で結束力を高めればVには更に近付きそう。
対するは橋本瑠偉に、恩田淳平、鈴木玄人の関東勢だ。橋本はここ最近は準決が壁となっているが、持ち味の快速カマシ、まくりでペースを握れば九州勢を粉砕も。恩田はダービーで落車しているので体調面が心配だが、復調なら橋本の仕掛けに乗って差し脚を伸ばしてこよう。鈴木は1月大宮、4月平で落車が続いたが、4月西武園記念3着では見事なレースを見せた。タテヨコ自在な持ち味を発揮なら首位に躍り出るケースも。
星野洋輝、佐藤愼太郎の福島コンビと佐藤和也の北勢も前々に攻め上がっていきそう。展開がもつれるようだと怖い。
木村隆弘は、四国同士の上野雅彦が上位に勝ち上がればチャンスが巡りそうだが…。佐藤壮も位置取り次第で連に浮上も。