大混戦も小榑佑が中心
好メンバーがそろい大混戦が見込まれるが、小榑佑弥がシリーズの主役だ。今期は4度の優勝があり、5月奈良では準Vで特班を逃したものの、8連勝まで白星を積み重ねていた。続く同月佐世保もVと勢いはまだまだ止まらない。得意のまくり中心のタテ攻撃はここでも屈指の存在で、V争いをリードする。
対抗格となるのは中野真吾、井上将志が軸となる九州勢。中野は今期3Vがあり、安定して決勝までコマを進めている。自ら前を回っても持ち味の機動力で十分に戦えているし、番手戦でも優勝を手にしている。井上もまくり兼備の鋭いタテ脚を見せており、2月立川2着で優勝を果たしている。前を回る機動型をしっかりとサポートできれば、九州勢でのワンツー決着も大いに期待できそうだ。
中原航大は直前の5月小倉MNで決勝進出を逃したが、それまでは7場所連続優出と安定した成績を残していた。これまでの優勝は1度のみと若干モノ足りなさは否めないが、先行まくりを器用に使い分けて成績も上昇中。来期からは2班昇班も決まっているだけに、ここでV奪取といきたい。