V量産の櫻木雄が断然
今期9Vと優勝数で他を圧倒している櫻木雄太が主役だ。12月より3度の特班挑戦があったが、いずれも決勝戦で失敗。しかしながら今期着外となったのは1度のみで、勝率は8割超。競走得点は79点台とチャレンジ戦ではトップの成績を誇る。以前はまくりを多用していた印象がある櫻木だが、近況は積極的な競走も目立っており、内容面でも申し分ない。ここの前に再び特班に挑むので不在の可能性もあるが、出走なら断然の本命だ。また九州勢からは櫻木と同期の峯口司も参戦する。近況連続優出中の峯口は、今期2度の優勝はどちらも狙い澄ましたまくりを決めている。この両者が連係であっても、別で戦ったとしても優勝を量産している櫻木の機動力は断然だろう。
岡崎陸登、岡本翔の愛媛コンビが対抗格。岡崎はデビューから優勝には手が届いていなかったが、5月に入ると別府MN、前橋MNを連覇。相手はかなり強力ではあるが、勢いが出てきたし、持ち味の積極策に出て逆転があるかも。岡本はムラ脚であることは否めないが、2月高松4着で準V。準決勝では格上の石川航を相手に先行策に出て完封している。また11月川崎では単騎ながらも初優勝を手にしているようにハマった時の一発は魅力だ。
機動型が手薄な関東勢だが、内海雅夫、堀勝政と決勝でも確定板入りがある実力者がそろっている。この両者の動向次第では波乱の目も出てくる。