城幸の差し脚を重視
脚力伯仲でかなりの混戦が予想されるが、競走得点最上位の城幸弘を本命に推す。城は1月静岡❶着。決勝は単騎戦も最終2コーナー最後方からの自力攻撃で、藤田周が率いる埼玉勢を粉砕した。最近は若手の番手を回って成績をまとめているが、まだまくり兼備のタテ脚があってのこと。先行主体の走りに徹して力を付けてきた片桐善也の番手回りなら絶好のVチャンスだろう。ベテラン健在な台和紀が関東ラインを固めて本線を形成する。
菅原裕太と地元の長田祐弥の南関コンビも全く差はない。1月岸和田❶着、2月川崎❶着、そして、4月当所❶着と菅原も自力自在の持ち味を各地で発揮して結果を出してくる。4月に特班してきた松本京太が決勝に乗ってこなければ、何でもありの総力戦で長田との連独占を目指す。
中川繁樹、佐山寛明、小林卓人の近畿勢も忘れてはならない。同地区に若手の目標がいれば番手に回ることもある中川だけに、ここは佐山との前後は気になるところ。どちらが前でも風を切って勝負していければラインから勝者を出せる陣容だ。
篠原忍も一発が怖い選手だが、目標がないと厳しいのでは。