地元は譲らない佐々木和
競走得点90点以上が10名と好メンバーそろった今シリーズの主役は地元の佐々木和紀に期待してみたい。佐々木は今期落車が続き欠場も続いたが、先行も含めて臨機応変に攻めて走ったレースではきっちり確定板に乗れている。復帰戦の5月富山では準決でロングまくりを決め、絶好調の松崎広を撃破。ここは地元戦で他地区にはVは渡せない。競走得点最上位の成清貴之、さらに須藤誠と稲葉一真と援軍もそろいにそろっている。
6月奈良MNでは番手を捌いてV奪取と自力自在戦が冴える藤田周磨は関東同士で徹底先行の宮下一歩がいるとなると前を任せてのレースだろう。宮下は誰が相手でも先頭は譲らず果敢に駆ける姿勢は点数以上のモノがある。自力でも有力なV候補の藤田が展開の利も得られる可能性も。
上吹越直樹、小酒大の南九州コンビも一発を秘める。上吹越は若手の機動型がいると番手の仕事も多くなったが、今シリーズは自在に立ち回り狙い澄ましての一撃で穴を空けるかも。今期3Vの小酒の直線の伸びも不気味だ。
特班初戦の4月平塚MNでいきなり逃げ切り優勝を果たした佐々木祐太も有力なV候補の一人として見逃せない。