原田研がVへ一直線
岸和田G1の裏開催で傑出者がいない開催となる今シリーズは原田研太朗を本命に指名したい。原田は今期優勝こそないものの西武園記念は1着、ダービーは着で準決勝までコマを進めた。相変わらず展開には注文が付くが、ハマったときのまくりの破壊力は非凡なモノがあり、別線をまとめて飲み込む力がある。同県の木村隆弘と三宅達也が後位を固め原田が不発になっても自らの脚で直線勝負にでるか。
対抗は中川誠一郎、大坪功一の九州勢と瀬戸栄作、阪本和也の長崎コンビ。長崎コンビと組むのか割り切って別で戦うのは流動的だが、中川の卓越したダッシュ力が出し切れれば一発は十分にある。瀬戸もGレースでも確定板に乗れていたり成績も上昇していて動きもいい。層の厚さなら九州勢から狙えるだろう。
菅原大也と萩原孝之の南関勢も軽視はできない。菅原は昨年12月に特昇してからも力ずくの巻き返しで着をまとめ成績がうなぎ上り。3月武雄記念では2❾着で強力メンバーの中で決勝進出と大健闘した。菅原の仕掛けのタイミングが適切なら大塚玲や萩原孝之らとの南関ラインにも出番が出てくる。
ピスト6で大活躍している堀江省吾も忘れてはならない。ピスト6では白星2桁を達成し、その成果が出ているのか競輪の方でも逃げて残る強さが増してきた。今開催は上位に先行型が薄く、機動力勝負で別線に何ら見劣りしない。