伊勢崎彰に期待も大混戦
混戦模様だが、層の厚さでは南関勢。中でも競走得点最上位の伊勢崎彰大を中心視したい。伊勢崎は25年守ってきたS級から遂に陥落。ここまでⅤがないようにA級も甘くない現実を思い知らされている感じだが、さすがに決勝を外したのは僅か1回で、安定したレース運びは一味違う。地元勢も含め、南関は誰が勝ち上がってくるか流動的だが、積極策で鳴らす添田龍児との連係が理想か。好操縦して今期最終戦はⅤで締め括って次節からまたS級に臨む。春日勇人もA級では格上のマーカーで伊勢崎と千葉コンビでワンツーといくか。地元勢は吉竹尚城、菊池竣太朗、齋藤友幸ら。菊池は長欠中、齋藤も直前の落車が気になるが、徹底先行が売りの吉竹は1着をコンスタントに取れていて先行力なら今シリーズ上位だろう。千葉勢らとは別で地元ラインを率いるか、南関ラインの先導役となるかいずれにしてもレースの鍵を握る存在だ。
篠原忍と猪俣康一の愛知コンビも警戒したい。この2人なら猪俣-篠原の並びと見るのが自然か。今回のメンバーなら猪俣も機動力を存分に発揮できそうだし、そうなれば篠原のタテ脚も生きる。両者で上位独占は有望だろう。
上位に機動型のシリーズで、丸山直樹も関東には目標にできそうな選手が見当たらない。ただ、差し脚は切れているので自分でやってもチャンスを作れるし、相笠翔太と即席ラインを組むことも。相笠は近況パッとしていないが、予選では連対が続いていて、今回の相手なら一発が出るかも。