川口聖が軸となる中近勢
勢いがある中部勢がV争いをリード。競走得点最上位の川口聖二がVには最も近い存在となりそう。川口は3月伊東記念1❻着。確定板を外さず優参すると、ダービーでも着と動きの良さは光っていた。成績の波もなく安定してきたのは力が付いた証拠だろう。自力戦でもV有力だが、ここは纐纈洸翔が川口の前でレースを引っ張っていきそう。纐纈は今期初のS級へ昇級したが、F1戦での優参回数を増やしてきているし、3月武雄G3では2着で準決に進出とG戦でも戦えている感は十分にある。仕掛けのタイミングを誤らずに思い切って踏み出せば、川口には絶好の流れになるし、ラインを固める坂口晃輔が鋭脚を発揮するシーンも。
後藤大輝と坂本健太郎の福岡コンビに山口敦也の九州勢も駒数はそろっている。強烈ダッシュで繰り出す先行勝負で名を売っている後藤大輝は昨年の6月に特昇し、もうすぐS級生活も1年となるがブレることない積極的な競走は評価したい。纐纈と同じくF1戦では決勝の常連と化してきているし、G戦でも通用しているが、S級での優勝はまだないので、ここでVをモノにしたいところ。坂本は1月岐阜、山口は3月武雄G3で後藤と好連係しワンツーを決めている。今回も上位独占となるか。
4月福井でVがある岡崎智哉、体調に問題なければ差し脚切れる久米良は位置取り次第でV争いにも絡んできそう。機動力高い寺沼拓摩、前々で自在に攻める川越勇星はそれぞれ地区単騎になる事も考えられるメンバーだが、組み立て次第で一発があるので動向には注意したい。