先行力評価で溝口葵を指名
機動型のレベルが拮抗していて決着が見えにくいが、溝口葵に期待する。溝口は3月福井❶着で1・2班戦2V目を久々に奪取。その後も誰が相手でも先行する姿勢は崩さずに健闘していて、脚力は点数以上の評価ができる。堀兼壽も同じく自力ながら、徹底先行の溝口になら前を任せるだろう。調子を戻してきている堀だけに、溝口の番手無風なら絶好のVチャンスだ。
溝口を脅かすのは長谷川飛向だろう。4月立川1❶着、4月小田原2❶着と勢いが加速中。しかも、小田原では準決と決勝で溝口と対決し、後方から豪快なまくりで溝口を仕留めて連勝を飾った。関東の援軍が手薄なので狙いを下げたが、今のデキならあっさり勝ってもおかしくない。
同じく単騎で臨機応変に立ち回っていきそうな北川大五郎も魅力的だ。当所では昨年11月にも優勝しているし、4月伊東MNで準Vなど近況も悪くない。強烈ダッシュで繰り出す一撃に警戒。
高橋幸司と岡部芳幸の北勢や、荒川仁、長谷部翔、出澤拓也、川崎健次と層が厚い南関勢も軽視はできない。それぞれ先導役になる高橋、荒川が力を出し切る展開に持っていければ、レースの主導権を握っていける。