斉藤樂の機動力に期待
123期の機動型2人が互いに対抗心を燃やしそうだし、他地区の機動型も負けてはいない実力者で、激戦となりそうなシリーズ。新鋭・斉藤樂に白羽の矢を立てたい。昨年12月の特班した直後に落車はあったが、復帰後は着実に成果を積み重ねていっており、4月松阪では1❶着で1・2班戦初V。常にラインで決める積極策を心掛けていて、連対の半数以上は先行だ。今回のメンバーでは競走得点最上位の存在となるし、南関勢あたりが味方に付くことも考えられそう。
もう一人の新鋭は斉藤より少し遅れて特班した半田誠だ。半田も初の1・2班戦で落車の洗礼を受けたが、すぐに復帰して4月小倉MNは1❼着。その後も優参を重ねている。地脚を活かした先行勝負を基本にレースを運んでいて、ラインがしっかりするようなら怖い存在と化す。
中山拓人と台和紀の埼玉コンビも狙える。中山はカマシに抜群の破壊力があり、1・2班戦でまだVがないのが不思議なほど。ただ、今期は準V2回と初優勝は時間の問題といった近況で、接戦の今回は絶好のチャンスだ。
吉武信太朗と富弥昭の四国勢も軽視はできない。吉武はS級で1年半戦ってきたキャリアもあってA級では安定して決勝にも進めている。若手機動型の動向を見極めて一撃を決めてくるかも。
北川大五郎、中川勝貴の地元近畿勢も全く差はなく、虎視眈々とV機を窺う。