荒木貴が軸の埼玉勢
今期4Vの実績を誇る荒木貴大が今シリーズの主役だ。近況は得意のまくり中心の機動力で安定して決勝まで進んでおり、その決勝でも確定板入りを続けている。ここでは123期で5月高松MNで特別昇班を果たし、5月岐阜3着と昇班初戦で優勝を飾っている荒川達郎や、今期はなかなか波に乗り切れていないものの、来期S級復帰を決めている大矢将大と前後も充実しそうで、埼玉結束でV獲りに挑む。
層の厚さでは吉武信太朗、和泉尚吾と2枚の機動型を擁する四国勢も負けてはいない。吉武は今期優勝を手にできていないが、準Vと決勝3着が1回ずつと上位でも十分に戦えているし、和泉も持ち味の先行力をウリに4月玉野MN以降3場所連続で決勝進出と好調だ。この愛媛両者に差し脚確かな吉松直人や、中四国結束で今岡徹二までこのラインを固めるならば、埼玉勢にも十分に対抗できそうだ。
大きな着も目立つが先行力ある矢口大樹も侮れない。今期の序盤は降級後で苦戦が続いていたが、4月以降は連続優出を決めている。来期はS級復帰する実力者であるし、ハマったときの一撃は強力で、モツれるようならば出番もありそう。南関連係で長田祐弥がしっかりと続く。
特班後4月小倉MN、5月武雄でともに決勝まで勝ち上がっている半田誠も九州勢の援軍は手薄ではあるが、V争いに加わってきても不思議ではないだろう。