川口聖を指名も怖い阿部将
活きのいい機動型が集まったシリーズは接戦となりそうな予感。競走得点が唯一111点オーバーの川口聖二を本命に推す。3月伊東G3を1❻着で決勝進出、ダービーも着で準決勝に進出と大きなレースで着をまとめているように脚力アップも窺える近況だ。6月大垣での落車の影響がなければ流れに応じて柔軟に攻めてVを奪う。しかもタッグを組むのはダービーの初日に川口と連係して1着を獲得した笠松信幸。笠松は1月高知でも優勝していて差し脚良好。仕事ぶりには定評があるので川口には誰よりも頼もしい援軍だ。
勢い重視で阿部将大を上と見てもいいだろう。今期だけで4V。F1戦は目下連続完全完全優勝中だ。トップクラス相手にも結果を出していて、4月高知記念は1❶着で清水裕や深谷知、新山響らS班を破って堂々の優勝。6月函館G3もそろった北勢を粉砕して優勝している。函館G3の決勝がそうだったように九州の援軍が手薄なのも今の阿部には全くハンデになりそうにない。自信を持ってレースを組み立て、最後は自力攻撃で決着を付ける。
層の厚さなら仲野結音、中釜章成、中井俊亮の近畿勢だろう。仲野と中釜は大阪期待の若手機動型としてグレードレースでも活躍している。絶好のチャンスが巡ってきそうなのは中井だろう。好目標を得てV奪取を図る。
他には5月小倉でS級初優勝を果たした渡邉雅也と自在に立ち回る片岡迪之も間隙を突く。