大混戦も在所1位の遠藤拓
ルーキーシリーズ最終戦。125期生は第1戦、第2戦の優勝者が不在で大激戦が見込まれるが、在所ナンバーワンの遠藤拓巳を推す。大学時代にはケイリン種目で活躍。競走訓練では33勝を挙げており、デビュー戦の富山では31着で決勝進出を果たしている。地元地区のここで好成績を残して本格デビューを迎えたい。
アマチュア時代に輝かしい実績を誇る中石湊は在所順位は6位ながらも先行で挙げた勝利数はトップであり、記録会では2度のゴールデンキャップ獲得。そして現在はナショナルBチームに所属する逸材だ。
ルーキーシリーズで好成績を残したのは在所8位の野村賢。富山11着は予選をまくりで連勝。決勝でも3着と優勝は逃したが、ここでもV争いに絡んでくるだろう。
学生時代には中距離種目で活躍していた高橋舜は、競走訓練でまくり、追込み中心に今回生トップの34勝を挙げて、在所は4位と素質十分。
中石と同様にナショナルチームに在籍している阿部英斗は、平塚22着。白星を手にすることはできなかったが、決勝では大ガマシを披露し、3着に入ってみせた。
126期生は在所トップの仲澤春が不在となれば、初戦で優勝を飾っている高木萌那が中心となる。その富山では予選1こそ仕掛けが遅れて3着に敗れたが、その後は2連勝。決勝は後続を警戒しながらまくりを決めている。
中島瞳も力差はほとんどない。平塚では22着と未勝利も、予選2では仲澤に微差まで詰め寄っていたし、在所2位でゴールデンキャップも獲得している好素材。
富山で準Vの豊田美香や、在所順位は14位ながらもルーキーシリーズで2戦ともに優出し、初勝利も挙げている磯村光舞。在所4位の平子結菜、5位の伊藤優里と上位陣の実力は拮抗しており、V争いは激戦となりそうだ。