Vラッシュの小酒大に期待
各地区に強力機動型がラインナップされ、かなりの激戦が予想されるが、競走得点最上位の小酒大勇の差し脚が生きるとみた。小酒は今期4Vと優勝ラッシュ。伸び盛りの坂田康季という申し分ない目標を得て、ここもVへ一直線だ。昨年後期に昇班した坂田は今期に入り決勝の常連に定着。優勝も3月小倉、同月松阪、4月伊東と3回飾るほど先行力に磨きがかかった。A級屈指の同型を相手にしても積極策で攻める姿勢にブレはなく、主導権は誰にも渡さずにライン決着へと導く。
徳田匠、中川勝貴、富永益生の中近勢も好勝負が見込める。強地脚が売りの徳田は先行とまくりを上手く使い分けるようになって今期はハイレベルな成績を残している。優勝も1月大垣、3月松阪と2ある。中川と富永が付いてラインがしっかりすれば、援護を頼りに先行基本の組み立てで別線完封を目論む。
123期の新鋭・黒瀬浩太郎と大瀬戸潤一郎の広島コンビも楽しみな勢力だ。黒瀬は昨年11月に特班して、まだ安定感に欠ける面はあるものの、2月奈良MN1❶着で優勝するなどポテンシャルの高さは疑う余地がない。カカったときのトップスピードは抜群でここもV奪取は大いにある。もちろん、復活遂げた大瀬戸で切れ味ある差し脚で逆転も十分。
地元バンクの利がある門田凌からも目が離せない。当所では2月開催でも❶着で優勝をしているし、4月開催でも準V。レース巧者だし、持ち味の自力自在戦でそろった強敵をまとめて一蹴するか。