一丸尚の機動力がリード
競走得点94点台とすば抜けた点数を誇る一丸尚伍が今シリーズの主役を担う。今期は3度の優勝実績を誇り、ここまで決勝は一度も外していない。ロード出身で持ち味の地脚を生かした自力攻撃はA級でもトップクラスで、来期は初のS級昇級を決めている。地元の島村匠は近況番手戦も増えてきているが、まくり脚は健在。今期序盤には1月松阪MNで優勝を手にしているし、一丸との連係が望めれば逆転も十分だ。前期にはS級を張っていた田中洋輔は4月玉野での優勝を始め、コンスタントに決勝まで勝ち進んでいる。この九州勢を固めるならば更に強力になるだろう。
先行力ならばバック回数2ケタを超える積極策が持ち味の宮下一歩も負けてはいない。ムラ脚であることは否めないが、その積極的な競走スタイルはハマればかなり強力なだけに点数以上に軽視はできなそう。関東勢が手薄なだけに山田幸司、櫻井丈の南関勢が宮下と連係から勝機を探るか。
北勢は三浦翔大、房州輝也と自力を兼備する両者が中心。三浦は近況の優出は散発的ではあるが、前期末から連続優出していた実力者。房州も4月大宮でオール2着の準Vがあり、その後の5月岐阜MNでも優出している。
富弥昭は中四国結束で蒋野翔太の仕掛けに乗れば上位進出もありそう。