関東勢が優勢で伊藤慶
関東勢の独壇場になりそうなシリーズは戦歴やキャリアから伊藤慶太郎を本命にしたい。伊藤は21年11月特進してS級でも変わらず積極策で存在感を示してきた。成績不振で降級になったとはいえ、4月和歌山では決勝にも進出している。A級戦なら本領発揮のレースが期待できるが、ここは地元の片桐善也に信頼して前を任せて一層優位に立てそう。先導役の片桐は5月福井❶着で優勝していて、今期はすでに20勝近く挙げている。長く踏める地脚で力を付けていて、関東の大砲の役割を全うしよう。3番手も鈴木謙二が固めるラインは強力だ。
猪俣康一、小川将人、富永益生の愛知ラインは位置取り次第でチャンスも。中部は機動型が薄く猪俣が前で動くことになりそう。決勝に乗るのは散発的と脚力低下は否めず、若手と力勝負では厳しい猪俣ながら、組み立てでカバーしていけば。
谷口友真はここのところ決勝にコマを進めることが多く、成績もうなぎ上り。6月は玉野❶着で優勝を果たすなど好調だ。22年には一度S級を経験している底力はやはり侮れない。
タテ脚秘める柏木伸介も南関の機動型が勝ち上がってくれば一発が期待できる。