総合力で武藤篤が中心

武藤篤弘
前期には100点以上の競走得点を保持していた武藤篤弘が軸となる。目立ったヒットは少ない印象も、比較的安定した着取りで4月川崎記念、5月函館記念で準決までコマを進めていた。ここでは地元の秋本耀太郎を先導役に、 4月以降で4連続優出している川口満宏とラインの厚みも増しそうで、ラインの総合力でV獲りに挑もう。
機動力ならば鈴木浩太で、前期のS級戦では3月平で連勝での決勝進出、その決勝戦でも3着に入る健闘を見せていた。直前の6月大垣でも予選を先行逃げ切りで勝利しているように、その機動力は降級後は断然だろう。長らくS級の舞台で活躍した勝瀬卓也は21年ぶりのA級降級。鋭い差し脚を発揮してV争いに加わるか。
西勢の軸は吉本哲郎で、前期はまくり兼備のタテ脚で4Vの実績を誇る。中四国勢では谷元奎心、小川祐司と機動型もいるが、ラインの先頭でも十分に戦えそう。