差し脚好調な大槻寛
競走得点上位に機動型が少なく大混戦が見込まれるが、渡邉一成の機動力を有する北日本勢がV争いの中心となる。武雄記念で決勝3着に入った大槻寛徳は、ダービー、宮杯でも白星を挙げているように差し脚は好調。またF1戦ではコンスタントに優出し、前期には準V1回、決勝3着が2回ある。連係豊富な渡邉をしっかりとサポートし、V奪取を狙う。大森慶一まで勝ち上がってこのラインを固めるとなれば、北日本勢が更に有利になるだろう。
桑原大志は宮杯着で7年ぶりのG1決勝の舞台に勝ち上がった。前期には3月岸和田で優勝を手にしているように決め脚は健在で、V争いの一角となるだろう。中四国勢ではF1決勝で確定板入りの多い柏野智典や、まくり脚強烈な原田研太朗にも注意したい。
小原太樹は南関勢の援軍は手薄だが、差し脚は鋭く侮れない。関東勢もいざとなればまくりも打てる河村雅章、芦澤辰弘の両者が展開次第では上位進出も。