関東VS南関の争い
新鋭の浮島知稀の機動力に期待してみたい。浮島は昨年9月特班してからも、トップクラスの機動型としてその勢いは止まらない。前期は2月小倉、同月別府、5月奈良で3Vを果たし、それ以外にも準V5回と常にレースを支配し、ラインの選手のVにも貢献してきた。伊藤亮と渡辺航平のベテラン勢を連れて先手を奪い、敵をねじ伏せよう。渡辺は奈良で浮島と2日間連係していて、準決はワンツーを決めたが、決勝は浮島のダッシュから離れてしまった。地元で浮島の番手を回れれば、追走に集中し上位独占を決めたい。
対するは菅原裕太、須藤誠、中井達郎の南関勢。菅原は1月岸和田、2月川崎、4月小田原、6月小田原で4V。臨機応変に動いて一撃を決めており、レース運びの上手さは天下一品だ。浮島ペースを阻んでのV奪取は十分。中井、須藤も菅原が勝つ流れならチャンスだ。
西の遠征勢も黙っていない。小玉拓真は前期S級では苦戦が目立ったが、A級戦では持ち前の機動力が猛威を振るいそう。池田浩士と中園和剛の九州勢は若手の林昴、原井剣也が勝ち上がってこなければ、小玉との連係が視野に入る。経験値の高さでは南関勢にも決して見劣りしない。
山田敦也は格上の選手だが、目標にできそうな選手が少なく苦戦は免れないか。