地元の重鎮山口富が鋭脚を発揮
競走得点最上位は地元の重鎮である山口富生。シリーズリーダーとして地元の牙城を守るべく立ちはだかる。今年は未だ優勝こそない山口だが、6月の高松宮記念杯では着とシリーズ通して2度の確定板入り。前回2月の岐阜開催では❸着と着をまとめており、今シリーズも優出が最低ノルマといったところ。高久保雄介や中西大といった近畿の機動型と連係する機会がありそうなだけに、一戦毎に集中力を高めて臨む。
大川龍二も軽視はできない。5月に西武園で優勝するなど近況はタテ脚が冴えわたり、春先から競走得点も急上昇。レース展開に応じて自在に立ち回れる強みがある。
キレ鋭い追い込みで人気のある大坪功一からも目は離せない。7月宇都宮は優参ならずも初日特選を制していて問題ない。目標にした伊藤旭がまくられる展開から冷静に3番手一気を決めたあたりはデビュー26年の大ベテランならではだった。ここも金ヶ江勇気や松川高大などとの連係から、スピードを貰って直線強襲に勝機を見出す。