戦歴から舘泰がリード
S降り選手が占め実力互角でどこからでも狙えそうな混戦模様の今シリーズは、キャリアから舘泰守を中心にしたい。ベテラン追い込み型として直近3年間はS級を守っていた。ここ最近は白星を手にできていなかったが大崩れはなかったし、以前は自力も通用したA級戦となれば心配はないだろう。下岡将也を好操縦して太田剛司とライン上位独占を狙う。
前期S級では精彩を欠いていた栗本尚宗だが、昨年までのA級戦では1着も多く、先行意欲も旺盛な選手なので、機動力はここは上位だろう。小野裕次との千葉ラインで逆転を目指す。
丹波孝佑、菊谷信一、佐山寛明、辰己豊の近畿勢も侮れない。大阪勢と奈良勢でラインを二分する可能性もありそうだが、軸になるのは丹波。3月岐阜で番手戦ながらも久しぶりの優勝を手にしている。ここは本来の積極策で混戦を突破したい。
滝本幸正はS級に特進して不在になったが、関東には水森湧太がいる。自在な立ち回りが板に付いて成績もうなぎ上りなので一発があってもいいだろう。