安藤直率いる近畿勢が軸
競走得点上位者が多い近畿勢がシリーズの中心となってくる。安藤直希は前期4Vの実績を誇り、レインボーカップにも出場した実力者。近況は優勝には手が届いていないものの、安定して決勝までコマを進めていて、常にV争いの一角を担っている。枠元一葵も安藤に引けを取らない積極型で、5月福井、6月向日町では逃げ切り連勝での決勝進出がある。また直近では予選は難なく突破しているので、ここでもその逃走劇で上位進出がありそう。この2枚の機動型を前期S級の原田隆と地元でタテ脚兼備の野口正則が盛り立てて強力ラインを形成する。
中川聖大は前期3Vと安藤に匹敵する実績を持つ。2月には小倉MN、大垣MNを連続完全Vした実力の持ち主で、その機動力はA級でもトップクラス。降級組の良永浩一は前期に奇襲のカマシで2度の連対を挙げているように追い込みが主戦法と言えどタテ脚は侮れない。 6月玉野でルーキーの荒川達の先行をあっさりまくり切った福田要も近況は上り調子で、この九州勢のV奪取も考えたい。
吉川起也は前期の優勝は1度ながらも、準V4回、決勝3着2回と決勝戦での確定板入りが多い。6月弥彦の準決では新鋭の松崎広に反撃させない先行策で押し切っており、ここでも要注目。北陸連係で坂上忠克の浮上も。
123期ながらも競りも苦にしない都築巧はまくり含めたタテ脚での勝負が目立つ。立ち回りによっては波乱を呼ぶことも。