宗崎世が意地を見せる
大混戦になりそうな今シリーズは、上位の各地区の機動型の戦力が拮抗していてどこからでも狙えるが、S級でも随所に一発があった宗崎世連を主役に推したい。22年から1年半S級に在籍し、段々成績を落としていって降級となった点は気掛かりも、4月地元高知記念は4着と準決に駒を進めていた。今期初戦の7月豊橋❷着を見てもA級ならやってくれるか。森安崇之、守谷陽介ら強力な援軍を引き連れて、ダッシュ鋭く一撃を決める。
積極性なら宗崎より上の中村隆生を、鈴木謙二、今井聡の東京コンビが盛り立てる関東勢を狙ってもいい。なかなか結果は出せなかったが、中村が持ち味を貫けば、差し脚切れる鈴木が勝機をモノにしていきそう。
先行意欲なら誰にも負けていない甲斐俊祐には田中洋輔が続いてラインを形成か。今年はなかなか優勝に手が届いていないが、6月豊橋は1❷着。決勝は後方からのまくりとなったが、優勝まであと一歩の伸びを見せた。今年初のVをそろそろ勝ち取りたいし、別線を完封して九州から勝者を出す走りにも期待できそう。